おくりびと
何年か前にめっずらしく映画館で観た映画です。
夜中に偶然CMを見て突然行きたくなり、これまた珍しく友人を誘って次の日に観に行きました。
ぼっろぼろぼっろぼろ泣きながら観た記憶があります(笑)
つい最近TV放送やったので録画してみたんですが、やっぱりぼろぼろ泣きながら観ました。
いや、いい映画です。
でもどういうわけか録画してから繰り返し観てるシーンがあって。
主人公が仕事をやめたいと社長に告げに行くシーン。
結局その話は全然出てこないんだけど、そのシーンがどういうわけかすごい好き。
シーンというよりは、その場、という感じかもしれないです。
古い部屋には、いたるところに大小さまざまな植物が育ててあり、その中で炭火(かな?)でふぐの白子を焼いて、それはそれはおいっしそーに食べる。
窓からは灰色の、雪がしとしと降っている風景が見える。
なんだかとても異色な空間。
このシーンが好きで繰り返し観てます。
部屋の中に熱帯の島みたいなたくさんの植物。
そのたくさんの植物の深いきれいな緑の先に、灰色の雪景色。
その中で食べる、ふぐの白子。
最初は部屋の中の植物の生えっぷりが好きだったんだけど、繰り返し観てるとそういう、異色さ、に目が行くようになりました。
映画の中では、隠れた(?)キーポイントなのかなぁと思います。
そしてこんな部屋にちょっと憧れる。