木酢液で雑草を枯らせてみようっていう話
園芸やっている方なら、一度は聞いたことのある木酢液。
濃度によって、害虫予防になったり土の微生物を増やせたりと、用途はさまざまです。
用途はさまざまなのですが、我が家はいつも病害虫予防に薄めて葉っぱに散布するだけでした。
2リットルのペットボトルに満杯くらいあるのに、使うのは一週間に一度キャップ一杯だけ。いつまでたってもなくならない。
ということで、木酢液の使い道を模索してみることにしました。
まずは、もっとも効果がわかりやすい使い方ということで、雑草を枯らせてみました。
木酢液で雑草を枯らせる
今回は晴天で暑くなりそうな日の朝にやってみました。
噴霧器に木酢液の原液をいれてしゅーしゅー。
あたりには、木酢液のあの独特の臭いがひろがります。一言でいえば臭い。とても臭い。
念入りに木酢液をかけ、その後は放置。木酢液の臭いだけが残ります。
そうして放置すること数時間、お昼頃になると、驚くべき光景が。
か、枯れてる…!!
わかりますでしょうか?手前の辺りは、数時間前まで緑色の雑草が生い茂っていました。それがものの数時間で茶色の枯草になってしまいました。
木酢液恐るべし…!
今回木酢液をまいたのは、道のようになっている部分です。
もともとほかのところに比べて雑草は少なかったですが、木酢液をまいたことですっかり雑草が枯れ果ててしまいました。
家側から見るとこんな感じです。
手前の雑草、少し緑色の部分も残っていますが、根元のほうから枯れているのがわかると思います。
恐るべし、木酢液…!!
ということで、木酢液の原液をまくと面白いほど雑草が枯れます。
暑い晴れた日だったのが、より効果を発揮させたような気がします。
ただ、この雑草除去には大きな問題が二つあります。
・とにかく臭い
臭い。とにかく臭い。木酢液のあのにおいが辺りに立ち込めます。
正直お隣さんには申し訳なかった。そのくらい木酢液臭がします。
・数か月すると今まで以上に雑草が生える恐れがある
これは木酢液をまいた後に主人(造園業勤務)が言っていました。
木酢液をまくことで一時的には雑草が枯れてなくなるけど、もしかしたら数か月後に今まで以上に雑草が生えてくるかも、とのこと。
それ先に言ってよ!と思いましたが、すでに撒いてしまったので後の祭りです。
これは少しの間様子を見てみます。もし雑草がぼうぼう生え始めたらまた報告します。
以上二つが大きな問題点です。特に2番目の問題点は未解決な上、重要な問題点だと思います。今後どうなるか観察していきます。
今回の実験では、木酢液で一時的かもしれないけれど雑草を枯らすことができる、ことがわかりました。
試してみる場合には、くれぐれも臭いとその後の危険性(雑草がより一層生えるかも)を考えたうえで試してみてください。
ていうか、正直あんまりおすすめしません。いくらなんでも臭すぎます。
おわり
おまけ
小型の噴霧器があると便利です。レバーを何度も引かなくていいので、手が疲れません。ホームセンターでも売ってます。
蓄圧式なので、上のポンプ部分(?)をしゅこしゅこすると、その後はボタンを押すだけで噴霧されます。
映画『崖の上のポニョ』で、ポニョの父親が海水を撒くのに使っていたやつの小型版です。ポニョを探しに地上をうろうろしていた際、しゅこしゅこ海水を撒いてやつ、あれの小さいものです。この例えは余計わかりにくいですね。
でもあると便利です。ひとつ1000円もしないので、木酢液撒くのにとても重宝します。